ひと時だより
人工授粉作業はじめました!
2019/04/15
こんにちは!
今日の栃木県宇都宮市古賀志町は、とっても暖かかったですが、風は・・・強かったですね・・・。
そんな中、私は、ビニールハウスにある梨の人工授粉作業を行いました!!
(大時果樹園では、たくさんの畑だけでなく、ビニールハウスでも梨を育てています!)
ハチや蝶々などが花粉を運んで受粉したり、風によって運ばれた花粉で受粉したりももちろんあるのですが、
確実に梨を実らせる為には、人工授粉は欠かせない作業になります。
また、梨は、同じ品種の花粉を受粉しても実がならない『自家不和合性』というものなのだそうです。
同じ品種の梨しかない場所では、人工授粉で他の品種の花粉を授粉させない限り、虫や風の力を借りても実がなることはないそうです。
授粉用の梵天(ぼんてん)( ↓ )に
粗花粉(そかふん):やく(花粉の入った袋)の殻と花粉が混じったもの( ↓ )
と、純花粉(じゅんかふん):花粉のみのもの( ↓ )を混ぜたものをつけていきました。
アルミ箔で包まれたガラスの瓶に花粉を入れたのですが、「なんで、アルミ箔で包んであるのだろう??」と思っていたのですが・・・
花粉は、湿気と高温を嫌うので直射日光を当てない為だったようです。
(高温にならないように少し作業を中断する際も保冷剤の入った入れ物に丁寧に一時保管しました。)
大時果樹園のビニールハウス内では、幸水を育てています。
全ての花に人工授粉をするのではなく、花が束になり、かたまっている中で、収穫のしやすさ、花の立派さなどで選んだ2つの花のめしべの柱頭にしっかり花粉がつくように梵天を回転させながらつけました。
花粉がついた花だけ梨が実るので、責任重大です!!
人工授粉デビュー初日だったので、梵天を持つ手が震えてしまいました(←本当です(笑))
が、ハチになった気分で花粉を運び、『おいしくなぁれ』と梵天を魔法のステッキのように使いながら
楽しく今日も作業しました(いたって真面目にやってるので ご安心下さい)。
梨について今日も いろいろな事を学んで、更に『受粉』と『授粉』の漢字の違いも知り、ややレベルアップした新人パートわたなべでした!
※受粉:めしべが花粉を受ける自家受粉
授粉:人工的に花粉をつける人工授粉・・・だそうです。